言葉にならない想いを何処へ。 | Rainbow Diary

言葉にならない想いを何処へ。


GODこと、東風。
愛称はこちび、こったん。

本日、火葬してきました。
本当に寝てるみたいな綺麗な顔で、体が冷たく固まってなければ抱き上げて起こしたくなる。
今までで一番、綺麗なお顔でした。

思い返せば夜突然に現れて、小さな体で家中を散策しておしりをぷりぷり振っていた。
里宮が死んだ後、次郎とありとうりとなりを保護したけど全然懐かなくて、相次いで猫を亡くしたのでもう私には猫を飼う資格がないのかも知れないと思っていた時にひょっこりやってきた雑巾みたいな汚い毛色の子猫は驚くほど懐いて可愛くて、猫と暮らす楽しさを思い出させてくれました。

寝ても覚めてもこちびと一緒。
目覚めたらこちびを抱いて台所へ行き一緒にご飯を食べて、仕事から帰ったらまず所在を確認し、抱っこしたままご飯の支度をして。
夜寝る時も勿論、一緒。いつも腕枕で手を甘噛みしながら寝るのが好きで、ふわふわのパジャマや毛布が好きだった。
夜中に目覚めたら横で寝てるのを確認し、トイレに行けば付いてきて抱っこをねだる。
朝から晩まで隙さえあれば膝に座り、抱っこをねだり、私だけにべったりくっついている子で。

世界の中心がこちび。
生活の中心がこちび。
そんな生活が当たり前すぎて永遠に続くと勘違いしてた。
まさかこんな唐突に終わるとは想像もせず。

訳がわからないまま、9時からの火葬に連れて行くのに、別れを惜しむように道路が混んで遅々として進まず時間を少しずらして貰って。
火葬場で最後に抱き上げたら爪が引っかかってとれず。
あまりに突然すぎてこちび自体も自分の身に起きたことが分かってないのかも知れない。
別れが辛すぎて、冷たくなった体でも愛しくて暫く撫で続けたのを、動物霊園の人は凄く根気よく待ってくれて。

イブに持たせたのと同じ蘇御守に住所と名前を書いた紙を入れ、以前、柚香さんが送って下さったフクロウのマスコットを持たせました。
昨日店で買ってきた花と、庭に咲いてる花と。
今年初めてのエニシダが折しも今朝咲いたのでそれも入れて。
おもちゃも、好きなごはんもたくさん持たせたから、今頃天国で歴代の子たちに披露しているはず。



大事すぎて、可愛すぎて、愛しすぎて、言葉にならない。ヒゲ一本、爪の一欠片に至るまで可愛い子でした。
わがままで、自己主張が激しくて、心が狭くて、猫嫌いで。
いつも私の新しい服にまず爪跡を残してくれてありがとう。毛だらけにしてくれてありがとう。布団を2/3占領してくれて、足を爪とぎ板にしてくれて、手をねちょねちょにしてくれて、足が痺れても膝に座ってくれて、私のパンやケーキのクリーム、魚を横取りしてくれてありがとう。
毎日私の帰りを待ってくれてありがとう。
初めて留守にして帰宅した時、飛び付いてくれてありがとう。
一緒に暮らしてくれてありがとう。
私を幸せにしてくれてありがとう。
しんどいときもイライラするときも楽しいときも嬉しいときも寄り添ってくれてありがとう。






毎日言ってたから聞き飽きたかも知れんけど、
大好きだよ!